こみや酒店 ONLINE STORE

2024.5CALENDAR

1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
TODAY

2024.6CALENDAR

1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30
◆ 越後伝衛門 タマキハル -環割- 720ml ◆

今期の所見や思いなど
二造り目の越淡麗でした。県内でしか流通しない米のため、
参考になる酒が少なく、どのような造りが最もこの酒米を活かせるか、
探りながらの仕込みでした。

今回は前回のイメージを継承しつつ、ややエキス分
(主にグルコース)を残した設計にしました。
越淡麗は五百万石の特性(硬い、溶けにくい、スカスカ)に近い感触で、
味が乗らない、味巾がないように感じてしまいます。

この味巾("膨らみ"の部分)を甘で表現しようとしました。
そしてアルコールの高さでそれを崩さないように15%設定としました。
さらなる改良を目指していきます。
このタマキハルは僕の始まりのお酒でもあります。
初仕込みのモチベーションを忘れずに、
越淡麗の酒で一番手になるようなお酒を目指します。

お飲みになる際は、常温(15℃以上)での
飲酒をお願いできましたら幸いです。
不思議なのですが、造ったお酒は(現在主流の)冷やして
飲むとまったく香味がひらきません。
造っておいて恐縮ですが、おいしくなかったです。
常温に戻していくと別の顔を見せます。燗ではなおのことです。


▼モチーフやコンセプトについて
「たまきはる」とは枕詞のひとつで、
「命」・「世」などに掛かります。
しかしながら掛かり方など、詳細不明の枕詞としても有名で、
その謎めいた背景に惹かれてこれを酒銘としました。
ロゴの円のひとつは、よく見ると外円に接続しており、
アルファベットの「Q」にみえるように指示しました。
この「Q」にもさまざまな意味を込めていますが、
上述と関係するものとして「Question」が挙げられ、
一種の謎めかした雰囲気を補強する役割を果たしています。

円がふたつ交わった図像(厳密にいえばその中心にできた楕円形)は
"ヴェシカ・バイシス"と呼ばれ、神聖幾何学では
「あらゆるものの、はじまりのかたち」と云われています。
原始キリストのシンボルでもあります。
酒造りを行い、初めてできたお酒ですので、
まさに「これからのはじまり」を告げるに
ふさわしいモチーフだと思い、採用しました。
また上記酒銘との親和性(「命・世」など)も高く、
トータルで気に入っております。

〇をふたつ重ねる、その図像から「無限∞」や
「8」を想像することは容易です。
僕が(19)88年生まれであったり、継承した酒蔵が
県内で88番目の蔵であったり(お願いした作家さんも88年生)、
88を「八十八」にすると米になったりと、
おもしろい偶然に引き寄せられております。
しかしながら∞は「無限ループ」という言葉もあるように、
始まりも終わりもない「永遠の無」がつづくことも
含意されていると僕は考えています。
生産者である以上、生み出さなくてはいけず、
この円環を抜け出し先に進ませなくてはなりません。
それが「タマキハル(僕は当て字で「環割」としました)であり、
「命」であり、「8から9(=Q)」であります。
ヴェシカ・バイシス内やほかのモチーフには、「稲・酵母・水」などを使用しました。それらが混じりあって「お酒」になることを含ませています。
また作家さんの計らいで(?)龍の顔のようなもの(88年生まれは辰年)が描かれていますが、無限はウロボロスもイメージできるように「蛇」がかかわってきます。
 

越後伝衛門

◆ 越後伝衛門 タマキハル -環割- 720ml ◆

3,000(税込)

30ポイント獲得!

数量
売り切れ
送料について
一般のお客様は25000円以上で配送料無料 ご飲食店様は15000円以上で配送料無料

最近チェックした商品